ワインを合わせて楽しむ習慣を

肥後橋駅と淀屋橋駅からほど近く―。大阪市中央区高麗橋にあるイタリアン「trattoria della nonna(トラットリア デッラ ノンナ)」。マルケ州の郷土料理をご提供する当店の第2の主役。それが、ワインです。

イタリアで愛され親しまれている料理には、やはりイタリアの大地で育まれたイタリアのワインが良く合います。毎食ワインを飲む習慣があるイタリアだからこそ、どれも手頃で上質なワインばかりです。

当店ではワインがお好きな方も、初心者の方も、飲み比べなど気軽にお楽しみいただけるよう、さまざまな銘柄をご用意しております。多彩なマリアージュを楽しみたい時には、グラスワインをどうぞ。 お気に入りのワインをじっくり楽しみたい時には、ボトルワインがおすすめです。

また、修業で訪れたイタリア・マルケ州のワインも取り揃えております。イタリアの地方によって、ブドウの栽培方法やワインの製造方法も異なるため、その地方ごとのワインを飲み比べるのも楽しみ方のひとつです。 料理をしっかり楽しむ一軒目だけでなく、ワインをゆっくりと時間をかけて味わう二軒目としても、気軽にご利用ください。

ワイン集合

料理とそれに合わせるワイン

野菜グリル

いつもの光

南北に領土が広がる食の宝庫「イタリア」。その土地ごとに親しまれる郷土料理があり、その土地で作られたワインと一緒に楽しむのが現地での習慣です。イタリアの食卓にはワインが必ずといっていいほど登場します。それほどに、ワインが身近な存在だということです。当店では、本場イタリアのようにワインを合わせて、料理をお召し上がりいただきたいと考えています。ペアリングにルールなどありません。お好みの料理に、お好みのワインでお楽しみください

合わせる料理はこちら

マルケワイン

ワインを知ってほしい

イタリアでは、20州ある全ての場所でワインが作られています。どの州もワイン作りには古い歴史を有していますが、まだまだ知られていない州が多くあることも確かです。マルケ州では、ギリシャから伝えられたといわれる、古い歴史を持つ品種がいくつか栽培されています。そのなかで、白ブドウの「ビアンケッロ・デル・メタウロ」がローマ帝国を救ったと言われている話しがあります。

「その昔、アフリカ軍がスペイン、フランスを渡ってローマ侵略を試みたが、マルケ州のメタウロ川付近でアフリカ軍は負けてしまい、ローマ侵略は失敗で終わった―――。」

理由は諸説ありますが、侵略を知ったローマ人がメタウロ近郊を焼き払い、そこに残ったのが白ワインだけだったこと。そして、そこにたどり着いたアフリカ人がそのワインを口にし、美味しさについつい飲み過ぎ、酔っ払っている間にローマ人が攻め打ちし敗北したという理由が代表的です。もしこの白ワインがなく、ローマ人が敗北していたら、今頃イタリアはイタリアではなくなっていたのかもしれません。

マルケ州にさまざまな生産者がいるなかで「テラクルーダ」というワイナリーは、イタリアを救ったあの「ピアンケッロ・デル・メタウロ」を使った白ワインや、アレアティコという非常に珍しい黒ブドウを使ったワインを製造しています。甘口が多いイタリアワインですが、アレアティコは、特に素晴らしい辛口ワインに仕上がっています。タンニンも少なく、エレガントに仕上がるこの赤ワインはフランスでも大変人気があり、イタリアワインがフランスで評価されている理由のひとつでもあるのだそうです。また、アレアティコの赤ワインを使用した、マルケ州伝統のデザートワインも人気です。このデザートワインは、ルネッサンス時代からマルケ州に伝わる飲み物なんだとか。当時、春頃に傷み始めた赤ワインに、マルケの野生で育ったサクランボ「ビショラ」と砂糖を漬け込み、二次発酵させてできたオリジナルワイン。濃厚な甘さとなめらかな口当たり、それでいてしつこさは一切ない、絶品のデザートワインです。

マルケ州はさまざまな州に囲まれているために、各州のワイン作りのテクニックなどが入り込みやすく、それらを吸収しマルケ州独自のワイン作りに活かされています。 高品質でありながらも、手頃な価格でワインを作っている、本当に素晴らしい産地であることは間違いありません。有名どころのワインもいいですが、こういったまだまだ知名度が低い産地のワインを知るのも、ワイン好きな方の楽しみのひとつではないでしょうか。

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